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耳鳴りや難聴はこんな時に発症する

外耳や内耳の異常が原因となる耳鳴りや難聴


聞こえないはずのノイズが聞き取れる耳鳴りや、聞こえるはずの音が聞き取れない難聴は、聴力にそれなりのトラブルが発症して出てくるものです。例をあげれば、音を空気のバイブレーションとして感知してから「音」と把握する一通りの順路(外耳→中耳→内耳→蝸牛神経→脳)の何処かに不具合が発生することによって、耳鳴りや難聴が現れると考えられます。このうち、外耳・中耳のトラブルで起こる可能性がある耳鳴り・難聴としては、次にあげるようなものが想定されます。外耳に問題がある場合、外耳道に虫やゴミなどの異物が侵入したり、耳あかが蓄積していたりすることで、ゴロゴロと雑音がしたり、聞こえがダウンすることがあります。また、中耳では、滲出性中耳炎や鼓膜炎といった炎症が影響している他、鼓膜や耳小骨と結び付いている筋肉がけいれんしたり、中耳付近の血管で血行障害が生じたりすることでも、耳鳴りや難聴が発症することがあります。そのほか、中耳と鼻の奥をつないでいる耳管に炎症が生じると、耳管が閉じたままになる耳管狭窄症を引き起こすこともあります。こうなってしまうと、中耳内の空気圧がダウンし、音のバイブレーションが伝達しにくくなって難聴をひき起こしたり、低音の耳鳴りが現れる可能性もあります。これとは反対に、耳管が閉じなくなる耳管開放症も見られます。また我々日本人には少ないのですが、耳小骨のうちのアブミ骨が何らかの誘因となり癒着し、振動しづらくなるために難聴や耳鳴りが発症する、耳硬化症という疾患も存在します。

内耳の障害が影響している耳鳴りや難聴


内耳の障害が元になる耳鳴り・難聴には、老人性難聴メニエール病、遅発性内リンパ水腫、内耳炎、外リンパ瘻、突発性難聴等が挙げられます。内耳の感覚細胞はひと度障りされると、回復することが不可能です。そんな訳で、老人性難聴や騒音性難聴などが理由で発生する聴覚障害は、一般的に言って完治が見込めないと考えられています。


by memaikowai | 2017-06-17 10:04 | めまいや耳鳴りについて